リバースエンジニアリングとは??
リバースエンジニアリングとは、既に現物がある製品や試作品などを3Dスキャナや測定器を用いてデータ測定し、それをもとにCADデータや3Dモデルを作成することです。製品を作る際、通常は設計からスタートして製造に移りますが、製品を元にCADデータの作成や3Dモデル化をするので、手順が逆ということでリバースエンジニアリングと呼ばれています。
例えばこんな時にお役に立てます
- 古い製品で製造元がすでに倒産しているため図面もデータも残っていない
- 粘土で製作したモックアップを3Dデータ化して3Dプリンタ出力したい
- 製品を詳しく分析して品質を向上させたい
武杉製作所のリバースエンジニアリング
武杉製作所では測定マイクロスコープシステム「KEYENCE VHX-900F」と3Dスキャナを使用し、製品の図面作成や3Dモデル化をお手伝いします。量産をご希望の場合はロストワックスやMIMでのご提案もさせていただきます。小ロットの場合には切削での対応も行っております。また、光造形3Dプリンタ 「KEYENCE AGILESTA3000(アジリスタ)」で精密な3D造形を行うことも可能です。
注意しなければならないこと
リバースエンジニアリング自体は、原則的には「合法」で、市販品などの秘密保持契約なしで合法的に入手できる製品をリバースエンジニアリングすることに問題はありません。しかし、解析行為によって得た中身そのものについての情報の中には、特許や著作権、意匠権といった知的財産権で保護されているものも存在するので注意が必要です。リバースエンジニアリングを行う前に、その製品の知的財産権について調べておきましょう。
まずはご相談ください
一言でリバースエンジニアリングといっても、「スキャンをして終了」ではなく、製品の材質や形状によって簡単なものから1から図面を起こした方が早いほど難解なものまでさまざまです。まずはご相談ください!
~ご相談時にあると良いもの~
・製品の写真
・材質情報
・必要数量
・使用用途
※知的財産権等、複製することが違法とならない事をご確認の上お問い合わせください。