真空融解鋳造によるチタンロストワックス
チタン対応できる会社が少ない理由は?
チタン合金は酸素との親和力が強く、一般的な大気融解ではすぐに酸化してしまうため、真空融解炉を使い鋳造します。
真空融解炉は非常に高価な設備のため、チタンのロストワックスができる会社は限られています。弊社では、海外提携工場での大型真空鋳造炉によるチタン等のロストワックスに対応しております。
真空融解によるロストワックスのメリット
空気中の酸素、水素、窒素などがガス化し気泡となるような内部欠陥が無くなります。
酸化や窒化されやすい合金等の大気融解ではできない特殊鋼を溶融することが可能になります。
(チタン合金、銅合金など)
真空鋳造によるチタンロストワックス事例
6-4ti チタンシャックル
ロストワックス製法にてチタン製品の鋳造が可能です。チタンは強度及び耐食性に大変優れており、高付加のかかるシャックルなどにも用いられます。ただし強度を求められている製品の為、またご要望に応じて目に見えない巣を発見する為、この製品は全数レントゲンで内部検査及び抜き取りで破壊試験を行い出荷させて頂いております。
6-4ti チタン蝶番
かじりやすいといわれているチタン製品についてもロストワックス製品で製作可能です。丁番の軸部について特殊なコーティング処理を施してます。