量産加工方法の検討について 金属の量産を検討する際に、加工方法は色々あります。作りたい製品のボリューム・形状・精度・材質などを踏まえ最適な加工方法を選定する必要があります。武杉製作所ではご要望に合わせた最適な加工方法のご提案が可能です。 ロストワックス×ダイキャスト メリットデメリット ロストワックス材料が自由(強度のある材質の選択可能) ダイキャストに比べ金型代が安価 金型の耐用年数が長い 抜き勾配が不要ダイキャストに比べ精度は劣る 製造単価はダイキャストの方が安い ダイカストロストワックスよりさらに高精度 ロストワックスよりさらに製造単価が安い材料が限られる(アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなど) 金型代が高価 ロストワックス金型に比べ耐用ショットが少ない アンダーカットのあるものはできない 抜き勾配が必要 どちらも量産できますが、ダイキャストの方が金型費が高く、製造単価は安いため、さらに大量生産向けと言えます。ロストワックスなら少量からの生産が可能です。 ロストワックス×プレス板金 メリットデメリット ロストワックス金型の面数が1部品1点で対応可能 材料と形状の自由度が高い 少量でも対応可能プレス品に比べ納期がかかる プレス板金安価にできる場合がある 大量生産ができる 寸法のばらつきが少ない 金型の面数が多くなる 部品点数及び工数が多くなる 形状に制限がある ロストワックス×切削加工 メリットデメリット ロストワックス複雑形状が可能 大量生産にてコストメリット出しやすい切削に比べ寸法精度は低い 金型が必要 切削に比べ納期がかかる 切削加工表面仕上がりがキレイ 寸法精度が高い 金型が不要 1個から製造可能 短納期大量ロットでの短納期対応難しい 量産時のコストメリットがだしづらい