平面加工とは素材を平に加工する加工方法。平面度はJIS B 0621「幾何偏差の定義及び表示」では、「平面形体の幾何学的に正しい平面(幾何学的平面)からの狂いの大きさ」と定義されている。平面度とは別に平たん度があるが、こちらはJIS G 3193「熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状、寸法、質量及びその許容差」では、鋼板がどれぐらい平らであるべきか、その許容値などが定義されている。
簡潔に双方を比較すると、
平坦度:測定面の表面凸凹等による面高さ(肉厚など)の歪みの大きさ
平面度:測定面が絶対的な平面に対してどれだけ面が傾いているか
となり、素材を平に加工する上での基準の違いとなる。
鋳造の場合、板形状など形状によっては歪が発生しやすい為、後加工による対応等で平面度を確保する